星宮神社
夏祭は春秋の祭とは別の系統に属し、農事と直接関係せず、祈願や奉斎よりはむしろ災害の除去に重点が置かれている。夏期は疫病害虫風水害など不慮の災厄の最も起こり易い季節であり、その背後には常にその原因たる怨霊厄神の活動が考えられていたので、かかる悪霊群の暴びを抑圧するには強力な統御神の力に依らなければならなかった、八坂(祇園)・北野(天神)・石清水(八幡)など夏祭を以って有名な社は、そうした要請の下に全国に分布し、氏神信仰的な形態と交代した所が多い。 <柳田国男「祭日考」>
まさに柳田説の通りだと思う。 元来は天神様(朝日森天満宮)の夏祭だったものが、小屋町・天明宿の合併により、天神様・明神様両社の氏子も統合され、両社の夏祭となったものと思われる。
[1.天神様の夏祭の歴史]
[2.現在の天神様の夏祭]
[3.天神様の夏祭まとめ]