ゼミ合宿参加4回目。勝手知ったる4回目の余裕といえば、まあ余裕であるけれど、読めない難解文書を目にしては、焦りを感じる。また、OGとしては、やはり気をつかう。私って、やっぱり小心者なんだ。――
総合資料館では橋本初子氏の案内を受け、また馬田綾子氏と田村憲実氏も同行する。勧修寺では、圭室文男先生のお世話になり、文書調査の実際に携われてラッキーだったと思う。現地解散して、修学旅行以来はじめて清水の舞台に立った。忘れていたようなのに、当時の景色が蘇ってくるのだから不思議…。青蓮院の庭もステキだった。杉山博先生と青蓮院文書を勉強してからとても興味があったが、さすが門跡寺院は深みがある。除夜の鐘で有名な知恩院は本当に大きかったし、平安神宮の燃えるような朱色も目新しく新鮮だ!今まであまり馴染みのなかった京都だが、広すぎてそして大衆的ぽく感じていたためだが、史学を研究する以上、ここは避けて通れないのだ。記録を読むのに不可欠な京都。少しはお馴染みさんにならなければ…。
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